２０１３年、大好きだった池上線石川台の天ぷら屋「大江戸」が、とうとう閉店してしまって、なんとも寂しい思いをしたことが、このFinding昭和を書くきっかけの一つになりました。

 

以来、気軽に行ける江戸の天ぷら屋が近所にないものかと探していました。

 

この、気軽に行けるというのと、江戸の天ぷらがキーワードです。

 

気軽というのは、ぶっちゃけていうと、安いということ。

 

江戸の天ぷらというのは、きす、めごち、いか、海老、穴子、そして、小海老・小柱・いか等のかき揚げを、ごま油１００％、または配合の油で揚げてあって、きりっと濃いツユのかかった天丼があること。

 

それが、なかなか、ないんですよ！！

 

近隣だと、東海道の品川宿と、大田区の羽田あたりにはあるんですが、それらは浅草の天ぷら屋のような感じ。美味いんですよ。

 

でも、わざわざ出向くには少し不便で、「よし！今日は天ぷらを食うぞ！」と、てんぷら腹で出かけることは、そうないので、なかなか機会がありません。

 

前置きが長くなりました。

 

武蔵小山　天ぷら　ハトヤの紹介です。

 

ハトヤは、東急目黒線武蔵小山駅から、徒歩約３分の路地にあります。

後程、詳細を載せておきます。

 

お店は、このブログにぴったりの構えです。ここに天ぷら屋があるとは、ご近所でないと、ご存じない方が多いかも知れません。

 

創業は昭和４５年（１９７０年）です。Sozoは８歳。来年で創業４５年ですね。

あれ、また歳がばれてしまいます。

 

店内に入ると、いきなり、タイムスリップします。ここは、昭和４５年のままです。

 

カウンター８席と小あがりにテーブル席２つの小さなお店です。物凄く昭和です。イメージにはあるのですが、今ではなかなかない店構えです。

 

３丁目の夕陽のような。昭和のお好きな方は、行かなくてはいけません。

まずは、天丼。海老２本、キス、いか、野菜。

 

これは上天丼。お値段1,000円也。

いいですねー。美味しいですよ。

 

天國や大黒屋のような、ど江戸ではありませんから、あのような超級のパンチはないですが、とてもいい天ぷらです。

 

値段も。上記のお店は倍以上ですからね。

 

俺のような大食漢には、少し、ボリュームが足らないかもしれませんが、結局、もう少し食いたい・・・くらいで終わる方が、実はちょうどいいのです。

 

お店は、大将と奥様がお二人でやっていらっしゃいます。お二方共に、とても温厚な感じです。ますます３丁目の夕陽ですね。味もですよ。

高級江戸前の天ぷらは、とても軽く揚げるのが主流ですが、ハトヤさんも重くないです。

 

それよりも、優しい味という方が良いかも知れません。

写真は、天ぷら定食上。海老３本、キス、野菜、かき揚げ。１，３００円也。これに、食事、味噌汁、サラダがつきます。

これも、美味しいです。なにしろ、値段がお安いですからね、店構えといい、それなりと思われるかもしれませんが、じゃあ、どこの天ぷらがよくて、幾らだったかと聞かれると、全然、比較にはなりません。

ランチだと、１，０００円でおつりが来ます！天丼７００円也。定食は８５０円也。このお値段に敵う天ぷらは、断言できますが、もう、どこにもないです。

値段だけなら、あるでしょうが。

武蔵小山は、他にも見るところが沢山ありますので、是非お出かけください。

最後に、１枚の写真。ハトヤ路地の夕暮れ時。昭和を探して。

武蔵小山　てんぷら　ハトヤ

03-3711-1807

品川区小山４－１－１２

１１：００～１４：００

１６：３０～２１：００

定休日　木曜・第３金曜

諸説ありますが食べログを貼っておきます。位置情報などのご参考にどうぞ。

ハトヤの食べログ

黄昏時のハトヤ。

 

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