今も昔もほかほかな、ふくふく饅頭と中華そばは如何ですか

先日、神保町のきしめん屋のブログを書いていて、ふと、神保町に、「ふくふく饅頭」という店があったのを思い出しました。

 

靖国通り沿いのお店でした。温泉まんじゅうのように、大きなせいろを何段も重ねて、いつも蒸気がもくもくと上がっていました。

 

こしあんと、肉まんがあって、一口(2口かな)サイズ。ここには、焼きそばと、小倉アイスと、それから中華そばもあったのでした。

 


小倉アイスは、上野のみつばちが元祖だと聞いたことがありますが、ほぼ同じ感じの味。

 

この、小倉アイスなるものは、アイスというよりは、今でいうジェラートぽい、なんとなーく薄い味で、とっても甘い!神保町のは盛りが大きかったです。

 

時々一緒に行ってた女の子、小豆アイスが好きだったなあ・・・。東京の子だったけど、文化の違いをひしひしと感じて、別れちゃった・・・。

 

ところで、この「ふくふく饅頭」って、浅草にもあります。

なんか、名前もかわいいし、懐かしいから、浅草にふくふく饅頭を食べに行こうと思って、GGったら、巣鴨にもあるんですね。

 

丁度、近くに用事があったので、ふくふく饅頭を求めて、巣鴨に行ってきました。

 

JR巣鴨の駅前ロータリーに面したところにありました!

 

駿河屋さんというのですね。

 

でも、イートインにはなっておらず、純粋なお菓子屋さんです。

 

ところで、ショ―ケースに、巨大な純白のドームが!これは、チーズケーキだそうです。

 

ルックスからして、きっと美味しいに違いないです。是非、このチーズケーキの味が知りたくて仕方ないですが、またの機会に。

 

やはり、おっきなせいろに、小さな饅頭が端正に並んでいます!

 

あー、懐かしい!

 

出してくれたのは、若くて綺麗な女性でした。せいろは彼女の身体の3倍の幅はありましたが、俺の前に勢いよく、でんっ!と出して、見せてくれました。

 

見かけに似合わない「巣鴨魂」を感じました!とてもいい感じです。気に入った!

 

実は、神保町ふくふく饅頭は、焼きそばと中華そばが、とても美味しかったので、駿河屋さんにも、それを期待して来たのでした。


さて、腹減ったけど、どうしよう?・・・そうだ、塩大福のところで、中華ソバを食べよう!と思い立ちました。

 

俺の大好きな、東京の中華そばを塩大福のところでも出すことを思い出したのです。

 

これこれ!

 

今は、これさえも、なかなかないのです。

 

なんでだろう?ラーメンといえば、これなんだけどなあ・・・。

 

 

 

 

それはそうと、ここは、巣鴨の超有名店ですから、俺なんかがご紹介するには及びません。


BBAの原宿とか言いますけどね、気づいたら俺がいても全く違和感がないじゃないか!

 

かなしいなあ・・・。でも、ここにいると、すごくモテる!

 

涼しくて広いテーブルに、すぐに移動してくれたり、カメラ向けたら手を振ってくれたり!すぐに、うれしくなっちゃう俺でした。

 

ところで、神保町にふくふく饅頭があったころ、もう一軒、同ふくふく饅頭が、都立大学の柿の木坂下にあったのですが、ご存じのかたはいらっしゃいますでしょうか?

 

もう、忘却の彼方です。「ふくふく饅頭+都立大学」でggっても、ほぼヒットしないのです。

 

それだけ、昔の話なんですね。

 

大学生の時に、深沢に引っ越したんですが、駒沢公園を抜けて、都立大辺りは散歩コースで、よーくこのふくふく饅頭屋さんに行っては、焼きそばや、中華そば、かき氷を食べました。

 

確かかき氷には、途中でお砂糖をかけてくれて、じゃり
じゃり甘いのがすごーく美味しかった!

 

冬は日がすぐ落ちちゃうから、お饅頭の湯気がもくもくと上がっているのが、とても嬉しかったです。

道を挟んだ前に、だるまみたいなオヤジがやってる古本屋があって、金がなくなるとそこに本を売って、売った金で中華そばを食べたものです。

見事なマッチポンプです。そんな貧乏な俺を、おばちゃんは、いつも優しく迎えてくれました。

 

そこね、老夫婦がなさっていたんですが、ある時、おばちゃんが、一目でそうと分かる、とても悲しそうな顔をなさっていたんです。

 

その前に、しばらく休んでいらして、心配だったのですが、お怪我をなさったそうで、引きずりながら歩いていらして、辛そうでした。

 

家からはかなり遠かったのですが、気になったので、またすぐに出かけて行きました。

 

そうしたら、俺の顔を見るなり、ひとこと、「猫がいなくなったのよ・・・」と、言いました。

 

それっきり、もう話しかけてくれませんでした。

 

お勘定するときに、帰ってくるよ!と元気に言ってみたのですが、なんだか空しく響いて、さらに、おためごかしな口先だけの自分にも、腹が立ってきたころ

 

「ううん、もう、帰って来ないと思うわ・・・」と、微笑んだのです。

 

帰り道、駒沢公園を歩きながら、それがどういう意味だったか考えました。

 

猫は亡くなるときに、お家を出ちゃうと言います。そうでなければいいと思っていましたが、それが、ふくふく饅頭のおばちゃんを見た最後でした。

 

次に行ったとき、もう、お店は閉店していました。

 

猫だけじゃなく、おばちゃんまでも、どこかへ行ってしまった。


 

もう、今ならば、ただ単に、時が経っただけのことなのです・・・よ。


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コメント

  1. SECRET: 0
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    いろんな方の記事読ませてもらってます^^ストレス社会に勝つ方法をいろいろ書いてるのでよかったら見てくださいね♪これからも更新頑張ってくださいね!

  2. SECRET: 0
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    「ふくふく饅頭」はなくなっちゃったのですね

    先日、たまたま神保町を車で通りかかって
    探したのですが・・・そうですか

    私は、あそこの「大山盛り小倉アイス」が好きでした!!

    巣鴨の福福饅頭はもとは、駅にくっついていましたよね
    今は、ロータリーの外にあるみたいですが

    いやぁ、嬉しいです
    あの、ふくふく饅頭を知ってる方がいらしたなんて。
    では・・・またまた失礼します

    • Sozo
    • 2014年 10月 03日 10:33am

    SECRET: 0
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    >サエサさん
    俺にはあのアイスは多すぎで、いつも一口だけもらっていました。そんな甘い日々は、どこまでも遠く・・・。こうして、コメントをいただけると、夢じゃなかったんだと、実際にあった証しになります。ありがとう。あのあたりで、恐らくすれ違っていたでしょうね(笑)

  3. SECRET: 0
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    中学生から高校生の頃、1970~76年頃、よく行きましたよ。早稲田から九段下まで東西線に乗って、九段下から古本屋をず~とみて回り、ラドリオかさぼうるかスヰートポウズかぴか一かこの店に寄りました。駿台東校舎から坂道を下って行くことも。肉まんのあの優しい味は忘れられません。http://dondongi.cocolog-nifty.com/woodland_path/2007/01/post_ca05.html

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